こんにちは、ぷっかです。
総合商社・大手食品会社・デベロッパーなど7社から内定を頂きました。
当サイトでは、その中での学びやノウハウをまとめています。
就活する上で避けては通れないテストが「SPIテストセンター」です。
そのSPIテストセンターの試験科目に「英語」を導入している企業もありますが、導入企業数が少なく、対策に不安を感じている人も多いと思います。
ということで今回は、そんな人たちのために、SPIテストセンター「英語」の対策方法について紹介していきます。他の科目については、以下の記事で解説しています。
SPIテストセンター「英語」とは?
まずは、SPIテストセンターの「英語」について簡単に解説していきます。
もう知っている、という人も英語検査の基本情報をもう一度整理しておくことをオススメします。
SPIテストセンター「英語」の出題形式
まずは「英語」の問題形式について紹介します。問題の形式は、大きく分けて6種類あります。
- 同意語
- 反意語
- 英英辞書
- 空間補充
- 誤文訂正
- 長文読解
一つずつ、内容を解説していきます。
「長文読解」以外は知識が必要な問題なので、知らないとなかなか解けません…。
1. 同意語
「英語検査」でまず出題される問題が、「同意語」に関するものです。
示された単語と「最も近い意味を持つ単語」を選ぶという内容です。例題は以下の通りです。
「expensive」と最も意味の近い語句を選択せよ
- cheap
- positive
- costly
- low
- giant
この問題の場合、「expensive=値段が高い」に最も近い意味を持つ「costly=値段が高い」が正解です。
「同意語」の問題は、単語の知識さえあればすぐに解けてしまう問題です。逆に知識がないと解くのは難しいです。
2. 反意語
続いて紹介するのは「反意語」の問題です。
示された単語と「真逆の意味を持つ単語」を選ぶという内容です。例題は以下の通りです。
「innocent」と最も意味の近い語句を選択せよ
- juvenile
- guilty
- enthusiastic
- ironical
- disordered
この問題の場合、「innocent=無罪の」とは反対の意味を持つ「guilty=罪深い」が正解です。
「反意語」の問題も、単語の知識さえあればすぐに解けてしまう問題です。こちらも、知識がないと解くのは難しいです。
3. 英英辞書
続いて紹介するのは「英英辞書」の問題です。
「英語で書かれた文章が表している単語」を選ぶという内容です。例題は以下の通りです。
次の説明文と意味が最も近い単語を、選択肢より選びなさい。
an official agreement between more than two people
- opposition
- explanation
- structure
- contract
- legislation
この問題の場合、説明文を和訳すると「二人以上の間での公式な合意」となります。そのため、これに最も近い意味を持つ「contract=契約」が正解です。
「英英辞書」の問題は少し考える必要がありますが、こちらも単語の知識がかなり重要です。単語の意味がわからないと、自信を持って解く事ができません。
4. 空欄補充
続いて紹介するのは「空欄補充」の問題です。
提示された英文の「空欄に入る適切な語句」を選ぶという内容です。例題は以下の通りです。
次の和文と英文の意味が合致するように、空欄に最もふさわしい語句を選択肢より選びなさい。
あなた方の助けがなければ、この企画は失敗に終わっていたでしょう。
( ) your help, this project would have failed.
- If there was
- If it had not been for
- Because of
- Thanks to
- Since I had had
この問題の場合、「If it had not been for A, B would have(過去分詞)」=【Aがなければ、Bは〜していただろう】が適切な表現となります。
そのため、この表現を完成させる「If it had not been for」が正解です。
「空欄補充」の問題は文法の知識が必要です。文法の知識がない場合は、単語を訳して解くことになってしまいます。
5. 誤文訂正
続いて紹介するのは「誤文訂正」の問題です。
「英文の中で文法的に間違っている部分」を選ぶという内容です。例題は以下の通りです。
文法上または用法上誤っているものを、選択肢より選びなさい。
“Voluntourism”, which (① is) a combination (② of) volunteer and tourism, (③ is getting) (④ more and more) (⑤ commonly) these days.
- is
- of
- is getting
- more and more
- commonly
この問題の場合、本来形容詞が来る部分に「commonly(副詞)」が来ています。そのため、⑤が文法上誤っている部分です。
「誤文訂正」も、正解するためには文法の知識が必要です。文法の知識がないと、当てずっぽうで解くことになります。
6. 長文読解
最後に紹介するのは「長文読解」の問題です。
3つほどの段落がある長文を読み、「要旨の把握・空欄補充・語句の意味」に関する問題に解答していきます。
長文読解は他の問題と違って、知識があるだけでは解けません。英語の全体的な実力に加えて、読解力が必要になります。
制限時間が短いので、「長文」とはいえ、そこまで長い文章は出ません。
SPIテストセンター「英語」を採用している企業
「英語検査」を導入している企業には、就職難易度が高い・グローバルにビジネスを展開しているものが多いです。例としては以下のような企業が挙げられます。
- 三菱商事
- 伊藤忠商事
- 丸紅
- 豊田通商
- ゴールドマンサックス
- ボストンコンサルティング など
導入企業としては、総合商社や外資系コンサルが特に有名です。グローバル色が強い会社ばかりです。
これらの企業を受ける場合は、しっかりと対策をしておきましょう!
SPIテストセンター「英語」は難易度が高い?
続いて、英語検査の難易度について簡単に紹介しておきます。
英語検査は正直、「結構難しい」です。TOEICのスコアが920の僕でも、普通に分からない語句があったり、長文の解答時間が足りなかったり、という事がありました。
無対策で挑んでしまうと、「評価5以上」を獲得するのはかなり難しいと思います。
TOEICのスコアが高い人も、少しは対策することをオススメします!
問題ごとに「英語」を対策する
SPIテストセンター「英語」の対策方法は、問題の種類によって違ってきます。もう一度問題形式を振り返ってみましょう。
- 同意語
- 反意語
- 英英辞典
- 空欄補充
- 誤文訂正
- 長文読解
SPIテストセンターの英語では、このような問題が出題されます。
しかし、それぞれ問題へのアプローチが大きく異なります。その理由は以下の通りです。
- 1〜3は「単語」の知識が求められる(低難易度)
- 4, 5は「文法」の知識が求められる(中難易度)
- 6は「英語力・読解力」が求められる(高難易度)
「同意語」や「反意語」「英英辞典」は【単語】の知識さえあれば、比較的簡単に解答できます。また、「空欄補充」や「誤文訂正」は【文法】の知識があれば、解答しやすいです。
一方で「長文読解」に正答するためには、【単語や文法などの全体的な英語力に加えて、読解力】が必要になります。
そのため、英語において大切なのは、1〜5の問題を素早く解き、長文にじっくり挑む、ということです。
それぞれの詳しい対策は、このあと紹介します。
「同意語・反意語・英英辞典」の対策方法
ここからは、実際の対策方法について紹介していきます。まずは単語の知識が必要な「同意語・反意語・英英辞典」についてです。
対策する際のポイントは以下の通りです。
- 難しい単語以外で、確実に正解する
- 時間をかけず、スピード感を持って解答する
先述した通り、SPIテストセンターの英語検査では、かなり難しいレベルの単語も出題されます。TOEIC900レベルでも迷うほどの単語です。
こういった単語問題に解答するために単語の知識を増やすのは、ハッキリ言って「コスパが悪い」です。なので、単語の知識は問題集に載っているものや、無料のアプリで軽く勉強する程度で大丈夫です。
答えが分からない場合は潔く諦めて、後半の問題に時間を残しておきましょう!
SPIのために新しく単語帳を始めるのは、オススメしません!
「空欄補充・誤文訂正」の対策方法
続いては文法の知識と多少の思考力が必要な、「空欄補充・誤文訂正」の対策について紹介していきます。
これらの問題は多少の思考力が必要になってきますが、文法の知識があれば大半の問題は時間をかけずに解けてしまいます。
そのため、文法の知識を増やすのが対策として有効ですが、分厚い文法書に取り組むのは「コスパが悪い」です。まずは、問題集に取り組んである程度の傾向を掴みましょう。
そのあとは、こちらの問題集をやり込むのがオススメです。(個人的には、TOEICの文法対策本も有効だと思います。)
SPIのために、新しく文法書を始めるのもやめましょう!
「長文読解」の対策方法
続いては、総合的な英語力と思考力が必要な「長文読解」の対策について紹介していきます。
SPIテストセンター「英語」の長文に挑む際のポイントは以下の2点です。
- まず問題文をチェックする
- 接続詞に注意して長文を読む
まず問題文をチェックする
1つ目のポイントは「まず問題文をチェックする」という事です。
いきなり長文を読んでしまうと、なかなか内容が頭に入ってきません。内容も難しいものが多いです。そのため、まず問題文を読んで長文の概要を掴みましょう!
問題文で長文の大まかな内容を理解してから本文に移っていけば、長文の理解度が上がるだけでなく、問題で聞かれている内容を意識する事ができます。
答えを求めて長文を何度も読み返す、これを避けるようにしましょう!
接続詞に注意して長文を読む
2つ目のポイントは「接続詞に注意して長文を読む」という事です。日本語でも同様ですが、接続詞を把握すれば、文章の構造を理解する事ができます。
「Therefor, Since」などの理由説明や、「Although, However」などの逆説表現は特に大切です。
接続詞から文章と文章のつながりを理解すれば、分からない単語が多くても、長文の大まかな内容は把握できるはずです。
特に英語が苦手な人は、接続詞の意識を忘れないようにしましょう!
もし本番まで時間があるのであれば、普段から英語でニュースを読むなどして、英語に触れておくことをオススメします。
SPIテストセンター「英語」を練習企業で受験
英語の対策方法として、「練習企業で非言語検査を受験する」という方法も有効です。
何事も「慣れ」というのは大切です。テストセンターを何回も受験して慣れておけば、本番でもうまくいく可能性が高いです。
何度もテストセンターに通っていると、同じ問題・似た問題に当たる頻度も増えてきます。毎回分からなかった問題はすぐに振り返るようにしておけば、どんどん成績は上がっていきます!
練習企業経由で、実際に英語のテストを受験してみてください!以下に挙げた企業で受験可能です。(年度によって変わる場合があります)
- 三菱商事
- 伊藤忠商事
- 丸紅
- 豊田通商
- ゴールドマンサックス
- ボストンコンサルティング など
まとめ
ここまで、SPIテストセンターの科目の中でも難しい「英語」の対策方法について紹介してきました。
TOEICのスコアが高い人でも、無対策で挑んでしまうと足元を掬われます。可能であれば、日頃から英語に触れておくことをオススメします。
グローバルに活躍したいと考えている人は、後々役に立つと思って気を抜かずに対策しましょう!
他の科目については以下の記事で解説しています。
まだ「内定」が無い就活生が使うべきサービス
こんな就活生、結構いるんじゃ無いでしょうか?
- 「学生時代に頑張ってきた事が特にない…」
- 「やる事が多すぎて就活に時間が割けない…」
- 「就活を始めるのが遅すぎた…」
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しかし、結果的に総合商社を含む7つの会社から内定をいただく事ができました。その理由は「質の高い就活サービス」をうまく活用したからです。
ここではまだ「内定」をもらえていない就活生のために、質の高い就活サービスを厳選して4つまとめました。
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逆求人サイトには色々と種類がありますが、「OfferBox」はその中でもスカウトの質が高いです。多くが、ES免除やインターンの招待など、選考STEPを免除したものです。
大手企業からもしっかりスカウトが来る(僕は年収1,000万を超える企業に内定をもらいました)ので、まだ内定が無い就活生はぜひ登録しておきましょう。
OfferBoxは自己分析ツール『Analyze U+』の質も高いので、これを使って効率よく自己分析するのもオススメです!
②より内定の確率をあげたいなら「dodaキャンパス」
「dodaキャンパス」も質の高い逆求人サイトです。OfferBoxだけじゃ物足りない、内定の確率をさらにあげたいという人は、こちらにも登録しておきましょう。
dodaキャンパスはあの有名な「ベネッセ」が運営している逆求人サイトです。OfferBoxと同様に、選考を免除したスカウトが多く届きます。
就活のプロがESを添削してくれるキャリアサポートも充実しているので、誰か相談役が欲しいという人は登録しておきましょう!
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まだまだ学力フィルターが存在するのは事実ですが、学力と仕事力の相関はそこまで高くありません。そのため、学歴はないけど仕事力には自信がある人にオススメ。
実際に内定が出ている企業には、かなりの大手が並んでいます。自分の仕事力がどれぐらいか分からない、という人も一度使ってみてください!
内定の近道となるはずです。
④内定者の体験記が見れる「unistyle」
「unistyle」は、質の高い選考情報が豊富な就活サービスです。内定者からの詳しい選考情報やアドバイスが掲載されているので、活用しない手はありません。
掲載されているESの数は5万を超えており、情報は常に最新のものに更新されています。僕自身、就活中にかなりお世話になりました。
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